政府は、2020年までにすべての小中学校全児童生徒にデジタル教科書を配布することを目標にしています。その環境整備として、1人1台の教育用コンピュータ(タブレット端末など)の配布を目標としており、文部科学省が今年の8月に発表した平成25年度の整備状況の発表資料によると、現在のところ一台当たりの生徒数は、6.5人となっておりやや整備が遅れている現状があります。 そのような現状のなか、2014年9月2日に品川区が小中10校全員にタブレット端末を配布したことが発表され、その動向が注目されています。学校にもまだ配布されていない現状のなか、そして、タブレットの利用は学校内に限られる自治体が多い中、品川区はなぜ家庭学習にも役立てることをコンセプトとして今回の取り組みを開始したのか?EduKidsでは関連するニュースをお伝えします!■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ≪家庭学習にもタブレット 品川区が小中10校全員に配布≫ 東京都品川区が区内の一部の小中学生に、学習用のタブレットを配った。ドリルや辞書のソフトが入っており、授業で使うほか、自宅での勉強に役立ててもらう。自治体が家庭学習用にタブレットを配布するのはめずらしい。 タブレットは区の教育推進校の小学校八校と中学校二校の全児童生徒に、計千八百台が配られ、今月から使われている。家庭の事情で塾に通えなかったり、参考書を買えなかったりする「教育格差」を縮小させる狙いもあるという。 校内で使う場合、インターネットにつなぎ、児童や生徒が教師と情報をやりとりする。画面に図形や写真を映し出せるので、算数や理科の問題を解く際に役立つという。 有害サイトにアクセスしないように学校の外ではインターネットに接続できない。 ただ、狙いはむしろ家庭学習の充実にある。各教科を自習できるシステムで、音声や動画による解説機能が付いており、自動採点もできる。辞書や図鑑などのソフトも入っている。家庭での学習結果は児童や生徒が登校してから教師に送信する。 区の担当者は「共通のシステムの中で勉強することで、教師も、それぞれの子どもの勉強の進み具合や理解度を把握しやすくなる」と話す。タブレットを導入する学校や台数を増やすかどうかは、状況をみながら検討する。(出典:東京新聞 http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2014090390094632.html)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■≪品川区と学研、小中学校でタブレットPCを利用した トータル学習システム事業を実施≫ ~小学校8校、中学校2校の全児童・生徒1800人に配布のタブレットPCに 学習コンテンツを提供~ 品川区教育委員会(東京・品川区)と、株式会社学研ホールディングス(東京・品川区/社長:宮原博昭)のグループ会社、株式会社学研教育みらい(東京・品川区/社長:宮原雄一)と株式会社学研教育出版(東京・品川/社長:碇 秀行)は、タブレットPCを利用した「品川区トータル学習システム」事業を実施いたしますのでお知らせします。■ タブレットPCは自宅へ持ち帰り自学自習に活用可能!品川区では、平成26年度9月に小学校8校、中学校2校の全児童・生徒にタブレットPC(約1,800台)を配布し、「品川区トータル学習システム」を実施します。本システムでは、タブレットPCを利用し学校の授業で調べ学習、協働学習等に活用するほか、家庭に持ち帰ることにより「自学自習(家庭学習)の習慣付け」も目的とします。学校の授業や家庭学習に利用できる学習コンテンツ(ドリル・解説等)、デジタル版の辞書、事典や学習管理システムを学研が提供します。学研が「品川区トータル学習システム」へ提供する学習コンテンツ、デジタル版の辞書、事典は次の通り。 ◆ 要点解説ムービー : マルチメディアによる自学自習に重点をおいた教材 ◆ 要点整理カード : 項目の学習の要点をまとめた教材。フィルター機能で理解度を確認 ◆ 要点チェックドリル : 一問一答式で繰り返し演習できる教材 誤答問題のみ演習できるミス問復習機能、自動採点機能付き ◆ ニューワイド学習百科事典 : 調べ学習や発展的な学習に活用できるデジタル版百科事典 ◆ 新レインボー国語・漢字辞典、ジュニアアンカー英和・和英辞典 : デジタル版辞典 *家庭学習を重視し、学習コンテンツはオフライン状況下で利用できます。 (出典:株式会社 学研ホールディングス報道資料:http://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000377.000002535.html)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■