EduKidsボードメンバー・ころんさんの子育て読書。なかなか見えない主婦業の全容。記録して振り返ること、大切です。今はいろんなデバイスで家事を記録することが出来るようになり、楽しみながら続けることが出来ますよね。働くママ、専業ママ問わず、必見!*********************************************『暮らし上手の家事ノート』私は「お勉強大好きな人」なです。子どもに対して教育熱心というよりも、自分自身が勉強するのが大好きタイプなのです。お金がたくさんあるなら、今でもまた大学行きたいくらいです。本を読むのは極上の幸せ・・・。今現在はなかなか本を読む時間が取れないけれど、でも月10~15冊くらい読んでるかな~。主に図書館で借りてます。最近はネットであれこれ検索してると読みたい本がどんどん見つかるし、それをすぐに図書館ネット予約できるので、本当に便利ですよね。さて、私の最近の超ヒットは、町田貞子さんの暮らし関係の本です。これ読んで、主婦の仕事ってこんなに凄かったんだー!と目から鱗落ちまくりでした。読むだけで背筋が伸びます。町田さんは主婦業という仕事をバリバリにこなされていたんだなぁと感じます。まさに仕事!奥深~い経済的活動です。外で仕事したらスーパーキャリアウーマンになってだろうな。町田さんの「暮らし上手の家事ごよみ」の最初にはこのように書かれています。----------------------------------------------------------------「考えてみますと、この世の中は整理から成り立っていると言っても過言ではないと思います。青、赤、黄の信号は交通整理ですし、博物館、資料館で学ぶことができるのは、知識や歴史が分類整理されているからです。家の中を見回しても、整理なしには生活することはできません。台所道具や衣類、掃除用具などの整理・収納はもちろんですが、台所仕事や掃除自体が整理にほかならないと思います。日々の生活を営むことは、とりもなおさず時間の整理であり、命の整理そのものだと思います。ですから限られた時間と空間の中では、予定を立てて実施することがいかに大切であるかが教えられるのです。時間と労働と経済。この三つがそろってはじめて日常生活は滑らかに運びます。私の50年にわたる家庭生活は、この生活の基礎になる三つの柱をきちんと記録に残すことにより、家事をスムーズに運営したいと思い励む日々でした。経済のことは家計簿に、毎日の時間と労力は主婦日記につけ続けてきました。そのおかげで、年間を通じての家事の予定と実際を、このようにみなさまにおめにかけることができるのは、本当に有難いことだと思います。私が使っている主婦日記は、羽仁もと子先生が考案されたものです。計画性のある暮らしをするためには、家庭経済を記す家計簿と、生活時間や家事の内容を記録する主婦日記が車の両輪のように必要だという考えに基づいて産みだされたものです。これは一家の家政をあずかる主婦にとっては実に素晴らしい指針です。生活時間のけじめも、ただ頭の中で考えるだけなく、記録して検討したことによって、はっきりつかむことができました。-----------------------------------------------------------------------なんかグッときます。町田さんは左脳バリバリの男性的思考能力の強い方だと感じます。整理分類という男性原理に基づいた思考をそのまま家政に当てはめて、効率的な家事仕事を試行錯誤し、複数の書物を出版されてるのって、スゴイわぁぁぁ。私も中身は男なので、町田さんの取り組みは違和感なくスッと入ってくるし、テンションあがって単純に超ヤル気になってしまいます。うひょっ。日々の主婦業は、自分がダラダラしてたら、何となく時間が過ぎていくだけだったり、毎日単調なことの繰り返しに思えたりします。企業で仕事するほうがずっと生産的で価値あることのように思えたりしてね。でも、町田貞子さんの生き方を読むと、こうしちゃおれんっ!と渇を入れられた気分です。ああ、なんと清々しい気持ちでしょうかっ!こういうの大好きなんだ私~。きちんと家計簿をつけて家庭経済を把握し、時間を有効に使って家庭を機能的に動かし、凛とした気品のある、けれど丁寧で温かい空気の中で、安心して憩える「家」を維持運営すること・・・この醍醐味を、町田さんの本から感じさせていただけました。主婦業をこんな風に捉えなおすことが出来て・・・ほんと、本との出会いって素晴らしい。読書はいつも私の世界を広げ、深め、刺激に満ちた出会いを運んでくれます。来年からは羽仁もと子さんの家計簿をつけようかと、あれこれ調べてたんですが、あれは年間予算を出していくんですよね。ちょうど来年には引越しなど大きな経済的変化があるので、羽仁家計簿をやるのは再来年にする予定ですが、その家計簿の経済的思考は非常~に参考になったので、その視点から家計簿をキッチリつけていくことにしました♪出典:http://aikoron.blog16.fc2.com/category17-2.html EduKidsボードメンバー:ころん プロフィール東京生まれ育ち、現在千葉県在住 現在小学生のママ大学卒業後、予備校スタッフとして生徒の進路指導を中心とした学習指導の仕事に携わる。結婚後に夫と世界一周の旅をした。出産後は、性格分類学「エニアグラム」の講座にて中級終了、アドラー心理学をベースにした勇気づけ子育て、モンテッソーリ教育を中心とした幼児教育を、各種講座に参加してきた。子どもが小学生になってから保育士の資格を取得し、現在は認可保育園にてパート保育士として仕事中。来年からは子どもが中学受験のための通塾が始まる。ちなみに夫は英語講師&予備校運営責任者なので、夫婦で教育について語りだすと止まりません・・・趣味はピアノ演奏と絵画、子どもと一緒に始めた囲碁。