EduKidsボードメンバー・ころんさんの子育て読書紹介。モンテッソーリ教育ってどんなもの?興味ある方は必見です!。*********************************************『モンテッソーリ教育を受けた子どもたち』先日、講演会がありました。モンテッソーリ教育の著作で知られるあの相良敦子先生がいらっしゃって「モンテッソーリ教育を受けた子どもたち」という内容で講演して下さいました。1965年から日本でモンテッソーリ教育を導入し広めてこられた相良先生は、あれから40年経って、モンテ教育を受けた子たちがどのように成長しているかを10年間かけて追跡調査された、その結果報告の本を最近出版されたんですね。その本に基づいての講演でした。モンテ教育を受けて大きくなった子たちには、驚くほどの共通性があるんですね。もちろん皆、個性豊かに育ちながらも、人としてこうだったら理想だな~という、素晴らしい特徴がイッパイなの。モンテに対する誤解は「お勉強系で静かだから男子に向かないのでは」「個性ばかり伸びて協調性のない子になるのではないか」というのが代表的ですが、実際は真逆でした。男子こそ、モンテ教育の影響で頼もしい自立した男になるし、男女共に他人の立場を理解して尊重し状況判断に優れた子に育っていってるのです。私は実は、子どもを幼稚園に入れるまでは、幼稚園はどこも同じようなものだと思ってたんですね。幼稚園がどこであろうが、なかろうが、人格形成にどれだけ影響があるのか疑問だったし、人生のごくごく一部にしか過ぎないから、対して重大項目ではないと思ってたんです。が、実際に幼稚園探しをすると、園によってかなり多くの差があり、親子ともども、どの園にするかで3年間受ける影響はかなりあるなーと思うようになりました。そして、モンテッソーリ教育をガッツリ導入している(お勉強対策として表面的に取り入れている所も多いらしい)、そんな我が園に子どもと共に1年過ごしてみると、なるほど、これは確かに相当の影響が出るだろう、と確信しました。相良先生がおっしゃっていたことで印象に残ったのが・・・「1990年頃から小1プロブレムとか学級崩壊が問題になってきて、立ち歩く1年生を指導できない小学校が悪いのか、それ以前に幼稚園での教育が悪いのか、いやいや家庭環境じゃないかとか、大議論になりました。が、私は長年幼稚園教育に関わってきたので、分かっていました。幼児教育に問題があるのだ、と。」文科省の指導で、幼児教育分野が「子どもは伸び伸び遊んでいればいい」というようになってきたらしく、やはりそれでは、子ども自身が本来持っている「きちんとやろう、しっかり聞き分けて落ち着いて取り組もう」という本能的に「善」を目指す志が育たない・・・というようなことを、おっしゃっていました。本から少し抜粋して、モンテ教育を受けた子の、その後の特徴を書き出すと・・・人格面1 自分で判断し、自分の責任で行動する2 自分で決めたことを最後までやり遂げる。集中して乗り越える。生活面1 時間を効率よく使う2 段取り、準備、片付け、などの仕事の手順が良い人間関係面1 人の話をしっかり聞く。注意深く見る。2 他人の立場を考える。思いやりがある。3 積極的に友達を作る4 共同の活動では誰ともでも協力し合う。友達と群れない。5 人のことを肯定的に考える。長所を見つけて褒める学習面1 集中的によく聴くので、その時間に理解する2 文字の細かいところを注意深く見て意識して書く3 文章を書くのが好き、本を読むのが好き。読むのが早い、読書量が多い4 数学的センスがある5 スポーツが得意、運動競技で上位をとるなどなど、も~~~~っと詳しく具体的に書かれていて、じゃあ、どうしてそうなるのかってことも分かるので、もうこれはぜひ、読んで下さい。あーーーー、なるほどなーーーーーーと思います。出典>>http://aikoron.blog16.fc2.com/category17-1.htmlEduKidsボードメンバー:ころん プロフィール東京生まれ育ち、現在千葉県在住 現在小学生のママ大学卒業後、予備校スタッフとして生徒の進路指導を中心とした学習指導の仕事に携わる。結婚後に夫と世界一周の旅をした。出産後は、性格分類学「エニアグラム」の講座にて中級終了、アドラー心理学をベースにした勇気づけ子育て、モンテッソーリ教育を中心とした幼児教育を、各種講座に参加してきた。子どもが小学生になってから保育士の資格を取得し、現在は認可保育園にてパート保育士として仕事中。来年からは子どもが中学受験のための通塾が始まる。ちなみに夫は英語講師&予備校運営責任者なので、夫婦で教育について語りだすと止まりません・・・趣味はピアノ演奏と絵画、子どもと一緒に始めた囲碁。