EduKidsボードメンバー・ころんさんの子育て読書紹介。今回はタイトルからして刺激的な一冊です。***********************************『超教育論』宮本哲也先生の講演会に行ってきました~(^^)☆情熱大陸でも紹介された驚異の算数塾、宮本算数塾。随分前にこちらのサイトで宮本先生の動画インタビューを見て、「なるほどぉぉぉ!」と、目から鱗が落ちまして・・・さっそく著書「強育論」と、続編の「超強育論」を読み、ますます深く納得し、「賢くなるパズル」シリーズを親子で愛用するようになりました。ネットで調べると、宮本先生の講演会が母親達にに大人気と知りまして、一度行ってみたいな~と思っていたのでした。今日の題目は『小学低学年のうちにやるべきことと、やるべきでないこと』でした。やるべきことは「試行錯誤」、やるべきでないことは「訓練」、とのこと。想像通り、宮本氏は独特の個性を持った、自由奔放な野良猫のような雰囲気!でも賢い子どもたちを育てる手腕は一流です。真の「学力」本当の「賢さ」にまっすぐフォーカスしています。「大多数の母親は、子どもの真の賢さを育てなくするために、余計なことをしてます。お母さんたちはどうか、私の邪魔だけはしないでいただきたい」と、ニヤリ。も、ほんと耳が痛いことばかり。「そんな面倒な計算してたら時間なくなっちゃうんだから、こうやって解けばいいのよ」と言っちゃうことに代表されるように、母親は難しい問題などをスラスラ解けるように誘導しちゃう。でもこれは絶対ダメなやり方です、と。超難問は、スラスラ解けないように出来ているのだから、初めての問題に当たった時に粘り強く戦い続けられる子にしてください、と。「この問題はこうやって解く!」という、いわゆる「解法」を、真の概念形成に至ってないのに最初から教えちゃうのはマジでマズイ。「最大公約数はこうやって求めるのよ」とか「こっちとこっちを掛けて、これで割ればいいのよ、このやり方覚えちゃいなさい!」とか、そういうのが絶対ダメ。子どもがせっかく算数という森で迷って泣いている大事な時に「そこを左に曲がればいいのよ」と言うな!と(笑)道に迷わなければ地図を脳内に形成することはできないんだから、と。「手順暗記型」の人生と「試行錯誤型」の人生の話も面白かった・・・算数に対する姿勢は、生き方に繋がるよなぁ・・・とシミジミ納得。「こんな愚かな母親がいましてねぇ・・・」という具体エピソードも、も、ほんと笑いながらもゾッとする内容でしたわっ。母親の無意識でやっちゃう「よかれと思って」が、どんだけ愚かかってことをバッサリやってくれるので痛快です。やはり宮本先生は「公文とそろばん、いけません。私は公文とそろばんを全否定しているわけではありません。けれど『スピード命』が最大の弊害なのです」とおっしゃいました。瞬時に解けることに慣れてはイケナイんです、と。うん!うん!うん!と激しく頷きながら、わが身を振返り色々と反省させられましたわ~~~。私は手順暗記型で生きてきたからねぇ、学習もこれで切りぬけて、そこそこのレベルを器用にゲットしてたの。でも、その先にはどうしても行けない、圧倒的な「壁」があるのを感じてて。それが、コレなんですねぇ~~。結局「地頭」の問題なんだよな、頭の良さは生まれつきなのかなやっぱり・・・なんて思ったこともあったけど、イヤイヤ違う。実は生まれてすぐから3歳までの母親の関わりを始め、ず~~っと連続してこの「地頭」を育てる、正しいやり方ってあったんだなぁ!と最近、勉強し直しながら痛感しているのです~。やってる母親はやってたの。いやー勉強になったわ!今現在は、学習における「9歳の壁」が、気を付け無ければならないポイントです。我が家に不足してたな・・・という取り組みがジワジワと見えてきたので、ここ2~3年は肝心だ!と思って、家庭力アップにいそしみます(^^)。まだ読んでない方は、是非。出典>>http://aikoron.blog16.fc2.com/blog-category-17.htmlEduKidsボードメンバー:ころん プロフィール東京生まれ育ち、現在千葉県在住 現在小学生のママ大学卒業後、予備校スタッフとして生徒の進路指導を中心とした学習指導の仕事に携わる。結婚後に夫と世界一周の旅をした。出産後は、性格分類学「エニアグラム」の講座にて中級終了、アドラー心理学をベースにした勇気づけ子育て、モンテッソーリ教育を中心とした幼児教育を、各種講座に参加してきた。子どもが小学生になってから保育士の資格を取得し、現在は認可保育園にてパート保育士として仕事中。来年からは子どもが中学受験のための通塾が始まる。ちなみに夫は英語講師&予備校運営責任者なので、夫婦で教育について語りだすと止まりません・・・趣味はピアノ演奏と絵画、子どもと一緒に始めた囲碁。