小川先生の大好評連載、「国語の学習で絶対に欠かせないこと」シリーズ。文章ジャンルごとの、読み方の極意です。********************************さて前回から、「国語の学習で絶対に欠かせないこと」をお話しています。文章を読むには文章ジャンルごとの構造を理解しましょう、ということをお話ししました。今日はもう少し具体的に考えてみましょう。読むのが早いのに、内容についてもきっちり押さえられている人っていますよね。そういう人は例外なく、文章ジャンルごとの組み立て方の決まりを理解している人です。そういった人は、文章を読み始めてすぐに、「これは、論説文だな」と判断し、「ということは、最初の1~3段落あたりで文章全体の話題をつかむ必要があるな」と意識し、「別の話題が出てきた、これは”対比”かな?”並列”かな?それとも実は具体例なのかな?」といった判断をしつつ、文章の中盤を過ぎたあたりで、「もともとの話題は~~で始まったけれど、今は==の話が中心になっているな。結論にどうつながっていくのか、気をつけて読むことにしよう。」などと注意を払うこともでき、文章の最終段落を読みながら、「やはり~~の話題でまとめに入ったか。つまり筆者が言いたいのは、”~~は・・・・・だ”ということだな」と、文章全体を頭の中で整理できているものです。そうした人が文章を読んでいる時の、目の動きに注目すると、文書を最後まで読み終えた後に、さっと文章の先頭を確認していることにも気づくでしょう。最初と最後をつなげ合わせているのですね。いかがでしょうか。皆さんは、文章を読む時に文章構造を意識しているでしょうか。次回からはより具体的に、文章ジャンルごとの構造を説明していきたいと思います。「文章を読むのが苦手」という方にはお役にたつ内容だと思いますので、ぜひチェックしてみてください。・出典:http://ss1ogawa.exblog.jp/18566165/・EduKidsブレーンご紹介:http://edukids.rvlvr.co/wf/contents/16779602