小川先生の大好評連載、「国語の学習で絶対に欠かせないこと」シリーズ第15回。今回はテストの点数を上げる!具体的な方法です。**********************さて今日も、国語の学習ノウハウをお話ししようと思います。今日は中だるみ気分をシャキッとしていただくため、私が授業する際に、学年を問わず、必ず指導するポイントをお話します。≪国語の問題で点数を取る手順≫1.本文の大意をつかむ ↓2.設問が何を求めているか、意図をつかむ。 (条件がいくつあるか、数える) ↓3.本文のどの範囲を読めば回答できるのか、判断する。 ↓ (設問を再確認する) ↓4.解答の要素を拾い上げる (選択肢なら、着目する表現をしぼる) ↓5.答えるさて、お子さんが国語の問題を解いている様子を、じっくりと観察してみましょう。意識的に実行できているステップはどこでしょう?意識できていないステップはどれでしょう?多くのお子さんは、そして親御さんも、文章の大意をつかむことには力を入れています。しかし、2の「設問の意図をつかむ」ステップはどうでしょう。「条件がいくつあるか整理する」という視点で、設問文に向き合えている子は少数派ですね。また、3の「範囲」をはっきりと定めている子もなぜか少ないですね。なんとなく傍線の近くを読んだり、大事そうな言葉の周辺をなんとなく読んで答える。だから、着眼点は悪くなかったのに、読みとった部分が狭すぎて解答不十分になったり、次の段落を読み落としたために反対の意味でとらえてしまうといったことが起きるのですね。1~3までは心がけられているのに、4を飛ばして、いきなり5に行こうとする子もいます。それぞれがお子さんの「つまずきポイント」です。つまずきポイントを特定できたら、問題を解くたびに、そのポイントに意識を払えばいいのです。今まで点数が取れなかった理由が、つまずきポイントにありますから、そこを乗り越えられれば、点数はアップするということになります。いままでどうやっても国語の成績が上がらなかったお子さんが、SS-1の国語指導を受け始めて、1~2ヶ月の間に一気に成績を上げてしまうということは良くあるのですが、その秘密の1つが、この「つまずきポイントの特定」です。本物のプロ講師は、生徒の答案用紙、ノートを点検することで、その子の解答手順の問題点を見極め、指導時に目の前で生徒の様子をより細かく観察することで、高い精度でつまずきポイントを絞り込んでいくのです。努力しているはずなのに点数が上がらないとすれば、そこには必ずつまずき理由があるものです。お子さんのつまずきポイントをすぐに発見し、努力が点数に直結するよう手伝ってあげてください。*****************************************************************・出典:http://ss1ogawa.exblog.jp/19406395/・EduKidsブレーンご紹介:http://edukids.rvlvr.co/wf/contents/16779602