パリ郊外で仏人のパパ、日仏ハーフの息子・アルチュールくんと3人で暮らす順子さん。アルくんの舞台出演を通じて、日本とフランスの子育て、教育に対する価値観の違いなど、様々な思いを綴っていただきます。舞台に立つという非日常が、アルくんの毎日の生活のサイクルに取り込まれていきます。でもやっぱりまだまだ子どもらしい一面も!*************************************************初舞台にあがるまで過ごした時間とそして初回、二回目の息子の公演まで綴りました。9月中旬、3回目の公演の土曜日。いつものように日本語補修校のあとに会場に向かいます。そして翌週4回目の平日公演と、、回をこなす毎に演技にも自信をつけてきた様子が子どもの表情から感じ取れるようになりました。20時からの演劇開始、終了は21時50分頃、楽屋に戻って着替えを済ませ、裏玄関から駅に向かうともうとっくに22時過ぎています。公演を見終わってまだ余韻に包まれている観客の方々からブラボーと拍手を頂く事もありました。毎朝7時30分起床、8時30分に学校が始まるので、本当はもうくたくたな時間。9月になると夜も涼しくなってきます。いつも私たちを目の前にそびえるエッフェル塔が見守ってくれています。土曜の公演の後はそのまま塔の下まで、少し夜遊びをして帰ることが終わったあとのお楽しみになりました。次の公演は9月27日、千秋楽の土曜日です。::::::::::::::::::::::::::::::::筆者プロフィール:エルンスト順子フランス在住9年目。欧州ビジネスコーディネータ。企業の営業推進部、国際輸出入業務を経て、現在、欧州市場進出、企業の市場開拓ビジネスに携わる。最近の大きな関心事は、「10年後に子供にどのようになっていて欲しいのか」日本語の勉強方法、モチベーション維持、楽しく学習する環境など、同じ境遇の日仏家族と語り合う。思春期までもうちょっと。今は子供との貴重な時間を優先している。