文部科学省は8月25日、4月21日に実施された平成27年度全国学力・学習状況調査(全国学力テスト、学テ)の結果を発表しました。 平成27年度調査では、国語、算数・数学、理科の3教科で同調査が実施され、小学6年生が約110万4,000人、中学3年生が約112万2,000人参加。参加校は、国公私立合計30,388校でした。 文科省国立教育政策研究所は同結果を受け、国語、算数・数学については「下位県の成績が全国平均に近づく状況が見られ、学力の底上げが図られている」と分析し、3年ぶりに実施した理科についても、下位県の成績に改善傾向が見られたとの見解を示しました。 正答率の全国平均は61.7%。最も正答率が高かったのは秋田県で67.8%。2位は福井県で67.1%。3位以下は石川県、富山県、青森県と日本海側の県が上位を占めています。逆に正答率が最も低かったのは沖縄県で58.5%。これに滋賀県、佐賀県、大阪府、高知県と続きました。 また、秋田県と、富山県、石川県、福井県の4県は小学校調査、中学校調査ともにすべての教科で、全国の平均正答数を上回ったとのことです。 いまや、秋田県式とよばれる復習の習慣をつける家庭学習ノートを導入し、家庭学習の習慣を定着させた秋田県。素晴らしいですね! 詳しくは、下記記事をご覧ください。国立教育政策研究所のHPでは、平成27年度の問題と解答も閲覧可能です。 ▼ 【全国学力テスト】平成27年度結果発表、秋田・北陸3県が全教科で平均超(リセマム) http://resemom.jp/article/2015/08/25/26517.html ▼ 平成27年度全国学力・学習状況調査の調査問題・正答例・解説資料について(国立教育政策研究所) http://www.nier.go.jp/15chousa/15chousa.htm